累計発行部数100万部突破!話題の自己啓発本「嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-」

2013年12月13日にダイヤモンド社から出版された岸見一郎氏、古賀史健氏著「嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え-(以下:嫌われる勇気)」は、オーストリア出身の心理学者であり精神科医のアフルレッド・アドラー氏によって確立されたアドラー心理学と呼ばれる流派を基に青年と哲人の対話で物語が進んでゆく自己啓発本です。

 

2014年にはビジネス書ランキング年間第2位、2015年には第1位を獲得しており、お隣りの国・韓国では2015年に年間ベストセラー第1位を獲得するなど、いま最も注目を集めている和書の1つです。

 

「『嫌われる勇気』ってどこかで聞いたことがある」という方も多いと思いますが、実は2015年9月から10月にかけて赤坂RED THEATERにて舞台化されており、さらに2017年1月には香里奈さん主演でテレビドラマ化もされているため、本を読んでいなくてもタイトルだけは聞いたことがあるという方もたくさんいます。

 

ところで、なぜ「嫌われる勇気」がこんなにも多くの人々を惹き付けているのかと不思議に思ったことはありませんか。

 

「嫌われる勇気」が人気を集める理由とは?

心理学界の三大巨匠に数えられるアフルレッド・アドラー氏は、日本では「嫌われる勇気」が出版されるまでは無名に近い存在でした。

その理由は、アドラー心理学フロイトユングとは異なり、専門家が学ぶ心理学ではなく「個人心理学」であったからです。そのため、アドラー氏が説いた心理学は専門家たちのあいだでは異色の存在として扱われ、この説をよく思わない人も多かったといいます。

 

しかし、アドラー心理学には

・人間は変わることができるのか

・“幸せ”とは何か

・“自由”とは何か

これら3つを主軸とした人間の心が求める本質に迫るものであり、私たちの日常生活に最も密着した心理学であると、再注目を集めているのです。

 

岸見一郎氏・古賀史健氏著「嫌われる勇気」には、『人間が幸せに生きるためにはどうすればよいのか』という哲学的な問いに対しての“答え”がシンプルかつ具体的に記されており、

・もっと頑張りたいけど頑張るための気力が出ない人

・いつも自分ではなく周囲のせいにして逃げている人

現代社会に対して疑問を抱いている人

・何かにチャレンジすることで幸せがどんどん遠退いている感じがする人

・精神的な自由を求めている人

などにオススメの本となっています。

実際に「嫌われる勇気」を読んだ方の口コミ

心理学には詳しく無いけど、舞台やドラマを見て「嫌われる勇気」に興味が湧いたという方もたくさんいると思いますが、本当にこの本を読んで幸せに生きるためのヒントが得られるのかと不安に思っている方もいます。

 

実際に「嫌われる勇気」を読んだ方々は、

・メンタリストDaiGoさんの本を15冊読んだのですが、ほぼ全ての本にアドラー心理学が登場していたので読んでみました。とっても分かりやすくて読みやすかった。

・人間関係に悩みを抱えていたのですが、「課題の分離」という考え方はとても参考になった。

・本を読んでいるうちに青年と自分が重なり始め、読み終えたときには自分から他人に何か貢献できることは無いのかと考えるようになった。

・この本の魅力は対話形式で物語が進んでゆくこと。何度も読み返すことでその都度新しい発見があり、とても読み応えのある素晴らしい作品です。

など、たいへん高い評価を得ています。

 

ただ、物語が対話形式に進んでゆくため、こういった読み物が得意ではない方は取っ付きにくく感じるかもしれません。

 

日本国内にアドラー心理学の素晴らしさを広めた「嫌われる勇気」ですが、なんと2016年に待望の続編「幸せになる勇気」が出版されました。

「幸せになる勇気」は、「嫌われる勇気」から3年後の物語であり、久しぶりに哲人のもとを訪れた青年が衝撃の告白をするという内容になっています。

最近アドラー心理学に興味を持たれた方は、是非この機会に「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を読んでみてはいかがでしょうか。